会場:相模女子大学 茜館 催事場
共催:相模女子大学中学部・高等部
後援:相模原市教育委員会
天気にも恵まれ、5月28日(土)に第1回学習困難児研究会を実施することができました。
今回のテーマは「学習困難児たちの現状と分析」でした。グレーゾーンと呼ばれる子どもの実状やWISC‐Ⅳの理解について、西村先生(代表)と林先生(公認心理師)からお話をさせていただきました。
学校関係者の方も多く参加してくださり、現場のリアルな状況もお聞きすることができ、皆様のお陰で研究会がより良いものになったと感じています。
また、5月31日の毎日新聞にも取り上げていただきまして、早速、市外からのお問い合わせも頂いております。
このような活動を相模原を中心に今後も続けていき、多くの困っている子どもに気づいてあげられる大人を増やしていき、「子供が学習で困らない相模原」を目指していきたいと考えています。
第一回学習困難児研究会を終えて、「大人たちも困っている」「なんとかしたい」と考えているというこを肌で感じました。
今回の会では、席の関係でお断りしてしまった方もおります。だからこそ、この学習困難児研究会に責任を持ちながらも多くの人たちに繋げ、子供たちの理解・気づきを広げていかなければと改めて感じております。
私たちの生活の中で、案外忘れがちなことは、「人生とは楽しむためにある」ということです。家族をもつのも、学校などで子どもたちと関わるのも、本来は楽しむために始めたはずだったものです。また、生きていると怒り、悲しみ、苦しみなど、楽しくないこともたくさんあります。それでも成長している人間は、その中に楽しみを見出すことができます。
成長には学びが不可欠です。私たちが学び、成長することによって、学習困難児や私たち自身が、人生を楽しめるようにして行きましょう。
神奈川県スクールカウンセラー
林 幹夫
(臨床心理士・公認心理師)