相模原市 特定非営利活動法人|民間児童クラブの運営や学習困難児の研究会などの教育支援事業を行っています。
特定非営利活動法人 すがもキッズ
TEL: 042-813-8558

第2回 2023年度学習困難児研究会

開催日:2023年6月24日 14:00〜15:30

テーマ:2023年度 発達障がい・グレーゾーンとは何か。
どんな人たちが「グレー」と呼ばれているのか。適応に苦戦している。様々なパターンの人たち、障がいでもない、健常でもない、グレーだからこその生きにくさを抱えている。その苦悩と葛藤。

会場:相模女子大学 茜館 催事場
共催:相模女子大学中学部・高等部

後援:相模原市教育委員会/相模原市社会福祉協議会

協賛:公益財団法人 キリン福祉財団

「学習困難児研究会」講師の林 幹夫と申します。
6月24日(土)の第2回研究会、多くの方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
今回は「『発達障がいグレーゾーン』とは何か」についてお話ししました。
グレーゾーンの子、保護者の方、学校や塾の先生方は、毎日悩むことも多いと思います。
私が最近読んだ本『限りある時間の使い方』(オリバー・バークマン著、かんき出版)の中に、「存在することの驚き」という言葉が紹介されていました。
自分も相手も、今ここに存在すること自体が奇跡的で、驚くべきことなんだという考え方です。
自分の困りごとが多い。
子どもとの関わりが大変。
たしかに渦中にいるとしんどいのは間違いないのですが、もし自分が存在しなかったら?
子どもが存在しなかったら?
困りごとの対象が存在しなかったら?
そう考えると、苦しいこと自体も含めて幸せなのかもしれません。
目の前の子どもと、あと何回関われるのだろうか?
関われなくなったあとは?
そう思うと、大変だとしても、子どもとの関わりを貴重に感じます。
また、『究極の疲れない脳』(内野勝行ほか著、アチーブメント出版)の中に「人間は予測したとおりに動く」という言葉がありました。
大変な毎日の中で、達成可能な予測(イメージ)を持つことが、グレーゾーンの子や、支援者の方に求められることだと思いました。
次回の研究会も、よろしくお願い申し上げます。

 

ご協力いただいた企業・学校(敬称略)

相模女子大学中学部・高等部
相模原市教育委員会
神奈川テレビ
相模原市SDGs推進課
相模原市立学校
(桜台小・若草小・若松小・谷口台小・双葉小・相模台中・橋本小・作ノ口小・青葉小)
相模原市内公民館(南区・中央区)

動画でご覧いただけます

オープニング

教員免許取得の過程について

大橋美穂さんのお話

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